死亡診断書とは?死亡届との違いや必要になる場面を分かりやすく解説

ご家族が亡くなられた際、

「死亡診断書と死亡届って何が違うの?」

というご質問をいただくことがあります。

どちらも亡くなられた後に必要となる大切な書類ですが、名前が似ているため混同される方も少なくありません。

実際には役割がまったく異なり、その後の葬儀や行政手続きを進めるうえで欠かせない書類です。

今回は、死亡診断書と死亡届の違い、それぞれが必要になる場面について分かりやすくご紹介します。


死亡診断書とは?

死亡診断書とは、医師が死亡した事実を医学的に証明する書類です。

病院で亡くなられた場合は、担当医が死亡を確認したあとに作成します。

この書類がなければ、死亡届を提出することも、火葬の手続きを進めることもできません。

つまり、亡くなられた後のさまざまな手続きの出発点となる大切な書類です。


死亡届とは?

死亡届は、亡くなられたことを市区町村へ届け出るための書類です。

死亡診断書と一体になっていることが多く、用紙の右側が死亡診断書、左側が死亡届という様式になっています。

そのため、「同じ書類」と思われる方もいらっしゃいますが、役割は異なります。

死亡届には、故人様のお名前や本籍、届出人の情報などを記入し、市区町村へ提出します。


死亡診断書と死亡届の違い

混同しやすい書類ですが、違いは次のとおりです。

死亡診断書

  • 医師が作成する
  • 死亡した事実を証明する
  • 行政手続きの基礎となる書類

死亡届

  • ご遺族などが届け出る
  • 市区町村へ提出する
  • 戸籍へ死亡の事実が反映される

一枚の用紙になっていますが、それぞれ目的が違うことを知っておくと安心です。


死亡届は誰が提出するの?

死亡届は、

  • 親族
  • 同居していた方
  • 後見人

などが提出できます。

しかし実際には、多くの地域で葬儀社がご家族に代わって提出を代行しています。

そのため、ご家族が市役所へ行く機会は以前より少なくなっています。

提出期限はいつまで?

死亡届は、死亡を知った日から7日以内に提出する必要があります。

ただし、火葬を行うためには死亡届の提出が必要になるため、多くの場合は葬儀までに提出されます。

期限いっぱいまで待つケースはほとんどありません。


死亡診断書はコピーを取っておきましょう

意外と知られていませんが、死亡診断書はさまざまな手続きで必要になります。

例えば、

  • 生命保険の請求
  • 年金の手続き
  • 勤務先への届け出
  • 金融機関の手続き

などです。

提出先によってはコピーで対応できる場合もありますが、原本が必要になることもあります。

そのため、葬儀が始まる前に数部コピーを取っておくと、その後の手続きがスムーズになります。

葬儀社によってはコピーを取ってくれるところもあります。


死亡診断書を紛失したらどうなる?

万が一、死亡診断書を紛失してしまった場合は、作成した医療機関へ相談します。

再発行には時間や費用がかかる場合があります。

手続きが遅れてしまうこともありますので、受け取った後は大切に保管しましょう。


死亡届を提出すると何が行われる?

死亡届が受理されると、

  • 戸籍への反映
  • 火葬許可証の発行
  • 各種行政手続き

などが進められるようになります。

その後、健康保険や年金、相続などの手続きへ進んでいきます。


よくあるご質問

死亡診断書はいつ受け取れますか?

病院で亡くなられた場合は、医師による死亡確認後に発行されることが一般的です。


自分で市役所へ行かなければいけませんか?

地域や葬儀社によって異なりますが、多くの場合は葬儀社が代行しています。

心配な場合は事前に確認しておきましょう。


死亡診断書と死体検案書は違うのですか?

はい、異なります。

病気などで医師が診療していた方が亡くなられた場合は「死亡診断書」が発行されます。

一方で、事故や事件、突然死など、警察や監察医による確認が必要な場合には「死体検案書」が発行されます。

一般的な病院でのお看取りでは、死亡診断書が発行されるケースがほとんどです。


まとめ

死亡診断書と死亡届は、一枚の用紙になっているため混同されやすい書類です。

しかし、

  • 死亡診断書は医師が死亡を証明する書類
  • 死亡届は市区町村へ提出する書類

という違いがあります。

どちらも亡くなられた後の手続きには欠かせない大切な書類です。

慌ただしい状況の中ではありますが、内容を理解しておくことで、その後の手続きを落ち着いて進めることができます。

はりま終活相談所より

死亡届・死亡診断書(死体検案書)は身近な方が亡くならない限り、なかなか目にすることはないかと思います。病院等から書類を預かっても分からないことだらけでどうすればよいか判断できない場合は親族でも葬儀社でも誰かに相談しましょう。また死亡届自体はもらっても急ぎでない限りはすぐに出すものではないので焦らなくて大丈夫です。落ち着いてから記入しましょう。

はりま終活相談所では、加古川市・高砂市・稲美町・播磨町を中心に、終活や葬儀に関する情報を発信しています。

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